エホバの証人・・・。
誰もが知っているこの宗教。
どこの家にも訪ねてくるエホバの証人。
私はエホバの証人の二世なんです。
とはいえ、私は結局入信しませんでした。
私の母だけが数十年、今も信じ続けています。
私の家庭はとても荒れていました。
母親がエホバの証人になったからだけではありませんが、間違いなくそれも一因でした。
(エホバの証人の家庭が全て荒れているわけではありません。平和なご家庭もたくさんあります)
今はエホバの証人とは無関係に暮らしていますが、子供のころを思い出すと鬱になります。
でも時々、あえて鬱になりたいことがあるんです。
わかりますよね。
私がエホバの証人の集会に行っていたのはずいぶん前、子供の頃なので今は色々と事情が違っているかもしれません。
少し古い情報もあるかもしれませんが、私が知る範囲でエホバの証人の話をしたいと思います。
エホバの証人は基本的に良い人ばかり
エホバの証人の伝統的な伝道スタイル(公園で何人か集まっているとすぐわかります)
少しイメージは古いかもしれませんが、私の知るエホバの証人の伝道スタイルです。
絵が下手なので図形だけで表現しました。
基本的にみなさんとても上品な方々です。
にこやかな笑顔で聖書のことを優しく教えてくれます。
小さな子供がいる家庭にはiPadで動画も見せてくれます。
断っても断っても、何度も家を訪ねてくれます。
それもこれも、すべてはあなたを死なせたいため、そして楽園に導くためなんです。
迷惑なんて言ってはいけません。
エホバの証人の方は良い人ばかりです。
ちょっと嘘じゃないかと思うくらい善人な方々ばかりです。
どれくらい善人かと言うと、同じエホバの証人というだけで、見ず知らずの人でも普通に家に泊めてくれるくらいに親切です。
話を聞きたいと言って、研究生になれば会衆でとてもチヤホヤともてなしてくれます。
あなたが一人暮らしで孤独な生活をしていたりすれば、下手をすれば「ここが自分の本当の居場所だ」と思ってしまうかもしれません。
いや、むしろそれは本当にそうなのかもしれません。
しかしながら、エホバの証人を続けるのは、仕事や家庭を持つ人にはなかなか大変なことです。
お付き合いもありますし、集会にも参加しないといけないし、伝道もしないといけません。
家庭の中で母親だけがエホバの証人だったら?
そして父親は昔からの檀家やお墓を大事にする人間だったら?
そして家が貧困だったりしたら?
働いても働いても貧乏なのに、母親が伝道や集会に行ったり、教会に惜しみのない寄付をしていたら?
父親が実はDV体質を隠していたりしたら?
荒れます。
荒れるんです。
ごく普通の家庭で育った人から見ると、想像を絶するくらいに荒れるんです。