最近話題のいしいさやさんのマンガを読みました。
いしいさやさんは私と同じエホバの証人の家に生まれ、エホバの証人2世として子供時代を過ごされました。
今はどこまで戒律が厳しいか知りませんが、以前はエホバの証人の家に生まれると言うのは想像以上に大変なことでした。
エホバの証人の家に生まれると、記憶しているだけでも以下のような不自由があります。
〇誕生日、クリスマスのお祝いは一切なし
〇校歌、国家斉唱で立ってはいけない
〇格闘技禁止
〇週3回の集会は絶対出席
〇学校よりもエホバの勉強優先、必須
〇過激なマンガ禁止
〇テレビは基本禁止
〇エホバの証人以外の人との交わりは極力避ける
〇給食のクジラの肉を食べられない
〇輸血禁止、最悪死ぬ
〇戒律を破るとムチで暴行
〇進学よりもアルバイトしながら布教活動を勧められる
〇子供よりも宗教優先と明言する
しかし、これらの戒律も最近ではかなり変化してきているようです。
私がエホバの証人を嫌いなのは、これだけ厳しい戒律にを押し付けてきた彼らが時代背景や状況次第で都合よく戒律や教義を変化させてきたからです。
例えば、私が子供のころはテレビは禁止されてきました。
サタンの世の中のことを頭に入れるのは良くないからです。
しかし、今でも熱心な信者である母は、現在普通にテレビを見ます。
私が問いただすと「最近はね、別に良いみたい・・・」と言葉を濁します。
サタンの世を完全否定しておきながら、iPadを布教活動にフル活用したり、生活保護を受け取ったり、サタンの世のシステムを最大限活用して彼らは活動します。
そして私が子供のころあと2-3年で楽園が来る、急がないとみんな死ぬ、そう言って脅迫まがいの活動をしていたことについても公式な謝罪など何もありません。
表面的には善良で良い人たちばかりの集まりですが、根本的なところでどこかおかしいのです。
道理にかなっていないのです。
企業であれば、こんな根本的なところで嘘を言ってだましていたなら即倒産、解散です。
母は今でも我が家によく遊びに来ます。
私は結婚していて妻もいます。
私も妻もエホバの証人とは無関係です。
母は、孫も可愛いようです。
しかし、私がエホバの証人のままで、母の言う通り布教活動に励んでフリーターをしていたら、結婚して孫を持つことも出来なかったでしょう。
母が遊びに来るような余裕も無かったかもしれません。
孫と楽しそうに遊ぶ母を見ると「この世の人と交わったらいかんのやんね?エホバの証人じゃない我々とは絶縁すべきじゃないの?」と嫌みの一つも言いたくなります。
久しぶりの更新ですが、ただのボヤキになってしまいました。